懐かしい本「ら・もんたあにゆ」が出てきました。押し入れの中を整理してやっとみつけました。発刊年月日が記されていないので、記憶を探りながら懐かしく見入ってしまいました。これは本といってもページが綴られているのではなく一枚一枚バラバラとなっています。気に入ったページを額にいれて部屋に飾っていただくという趣旨で作成されました。企画編集は、「日本山岳写真協会(略称JAPA)」です。確か創立40周年を記念して作成されたはずです。「朝の常念岳」と題して私の作品も含まれていました。この写真は特に深い思い出があります。この「朝の常念岳」をみたある団体の方がポスターに使いたいと申し出されました。初めて山の写真で謝礼をいただいた作品です。日本山岳写真協会は、プロ・アマ分け隔てなく会員が活躍しています。その下の写真は、既に故人となられた、前田真三先生の作品「氷面の落葉」です。先生のコメントが次のように記されています。「自然の中には、造形の美しさと相まって、人の詩心に触れるものがたくさんある。案外身近にありながら、見落としてしまいがちなこうしたものを見つめる心を養いたいものである。」この頃既にこれからの風景写真の方向性を見出されていました。この本に名を連れている方々は、風見岳秀氏をはじめとして当時の山岳写真界のリーダーの方々ばかりです。このような方々と一緒に作品を掲載できたことは、後の創作活動の原点となっています。
前田真三先生作品「氷面の落葉」も掲載
下の写真は、創立70周年を記念して発行された「美山彩嶺」。「ら・もんたにゆあ」から30年後の発刊です。70周年は私とっても節目の年でしたので是非参加したかったのですが、困ったことに最近の作品がありません。この間の30年は写真を撮る者にとって、「私の失われた時代」といってもいいほどです。やはり「会社務め」と「作品作り」の両輪は無理でした。恥を忍んで、再度「朝の常念岳」を掲載した次第です。





























